ホテル日航プリンセス京都が取り組むSDGs
SDGsとは ホテル日航プリンセス京都は、持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し推進してまいります。 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。2030 年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。 トップメッセージ ホテル日航プリンセス京都は、京都の中心地「四条烏丸」に2004年に創業しホテル開業18周年を迎えました。開業当初より、「地域の皆さまと共生するホテル」として、地域に貢献し、伝統文化の継承、地産地消など地域の魅力を継続的に発信するために、環境保護の取り組みを重ねてまいりました。引き続き、地域の皆さまから、そして国内外のお客様に、安全で快適な時間をお過しになれる施設と、「心からの笑顔でのおもてなし」を実践し、観光都市 京都での滞在をより豊かなものにいたします。 これらの取り組みは、国連が提唱する持続可能な社会の実現を目指す「SDGs(持続可能な開発目標)」の理念に相通じるものです。私たちはSDGsに賛同し、今後もホテル事業を通じて、各種活動や取り組みを強化させ、循環型社会の実現に向けた環境保全活動を推進し、持続可能な開発目標(SDGs)に全社的に取り組んでまいります。ホテル日航プリンセス京都 シニアディレクター 河戸 省三
環境への取り組み ▶エコ活動 生ゴミ処理機導入 最新鋭「生ごみ処理機」を導入、生ゴミ廃棄量73.6%削減を達成(令和2年) リサイクル(再資源化) 上記「生ごみ処理機」では処理できない魚の骨、パイナップル芯、ロブスターの殻等は これまで業者により 焼却処理せざるを得なかったが、「バイオガス発電施設」で エネルギーリサイクル処理に変更。これにより事業活動で発生する生ごみの焼却処分ゼロを達成 ・廃棄物集積場において、計量器を導入し100%計量、記録 ・廃棄物集積場において、分別方法を「見える化」し、分別の徹底を図る 【再資源化】 ・厨房から出る廃油は、100%回収し業者が引取り、バイオディーゼル燃料 ・レストラン、宴会場、厨房等から出る割箸・牛乳パックは、業者回収により再生紙 ・使用済みインクカートリッジの回収(業者へ返送) ・敷地内植栽の剪定枝の回収 ・ネスプレッソカプセル回収(業者へ返送) プラスチックに係る資源循環の促進などに関する法律(2022年4月1日施行) 当ホテルにおいても地球規模での環境問題でありますプラスチックごみ削減に取り組んでおります。 この新法はプラスチックごみ削減とリサイクルの促進を目的としており、 客室に設置しております5品目(ヘアブラシ、カミソリ、歯ブラシ、クシ、シャワーキャップ)について、 お客様の使い勝手や品質を考慮した上で再生可能資源や再生プラスチックを使用した代替製品に 一部切り替えてご提供させていただくことといたしました。 ※従来のプラスチック製品在庫について廃棄を行うことは法の主旨にそぐわない為、 往来品の在庫がなくなり次第、代替製品への切り替えを完了する予定です。 1名様あたりの特定プラスチック提供重量2021年比33%削減を目標と定め確実に減少させて 参りたいと考えております。また、レストランで使用しておりますスプーン、フォーク、 ストローについても『バイオマスを含む製品』への切り替えを行っております。 エコキャップ運動 ペットボトルのキャップを外して集め「再資源化」することでCO2の削減につながり、 更にキャップの再資源化で得た売却益をもって発展途上国の子供たちにワクチンを送ります。 ホテルは、NPO法人「e-kotonet(イーコトネット)」活動に賛同し、 社内で出たペットボトルのキャップを集めてお送りしています。 キャップ800個で,1人分のポリオワクチンを発展途上国の子供に寄付する事ができ、 同時にキャップをゴミとして焼却時に発生するCO2を800個のキャップにつき6,300g削減ができます。 節電・館内照明のLED化促進 客室階廊下の照明600個を蛍光灯からLED電球に交換し、電球1個あたりの電力消費量を 従来から約80%削減することができました。 ※館内のLED交換率約90%(2022年9月1日現在) 節水の推進 レストラン・宴会厨房に節水装置を導入し、節水に取り組んでいます。 地下水の利用 ・ホテル周辺は、良質の地下水脈があり、下鴨神社、京都御所などの地下とも同じ水脈で結ばれています。 京都市の検査にも適合する水質であることはもちろん、身体にも良いとされる ミネラル分がバランスよく含まれた軟水です。 この豊かな地下水脈から天然水を汲み上げ、少量の水道水を混合の上、全館で使用しております。 ・ホテル敷地内に水栓を2ヶ所設け、地域の皆さまへ地下水を無償提供しています。 【宿泊】 ・遮熱カーテンの使用 客室(216室)のカーテンを太陽光を反射させる機能をもった遮熱カーテンに替えることで 室内の温度上昇を軽減し、エアコンの消費電力の削減に努めています。 ・客室にECOカードの導入(連泊時のシーツ・タオル等リネン交換不要確認) 2連泊以上ご宿泊のお客様で清掃時にリネン類(ベッドシーツ、ナイトウェア、タオル類)の 交換を希望されないお客様には、お部屋に備え付けのエコカードをベッドの上へ置いていただき、 洗剤排水等の削減に努めています。 ・浴室内ディスペンサー式シャンプー・コンディショナー設置 ポンプボトルアメニティに変更することでプラスチックゴミの削減に努めています。 ・客室アメニティのプラスティック削減への取り組み 一部の客室より順次環境に配慮した素材を使用したアメニティを導入しています。 【ヘアブラシ】本体:藁40%、日本製再生素材60% 包材:サトウキビ由来素材30% 【クシ】本体:藁40%、日本製再生素材60% 包材:サトウキビ由来素材30% 【シャワーキャップ】本体:サトウキビ由来素材30%、日本製再生素材60% 包材:サトウキビ由来素材30% 【コットン綿棒】包材:サトウキビ由来素材30% ・ネスプレッソ 使用済みカプセルのリサイクルプログラムへの参画について 「ネスプレッソ 使用済みカプセルのリサイクルプログラム」に参画し、 一部客室に設置しているネスプレッソのカプセルのリサイクルを行っています。 ・客室稼働に合わせた客室内冷暖房・冷蔵庫OFF ・2連式ホルダー設置によりトイレットペーパー無駄削減 ・客室アメニティを順次切り替えを進めております。 【レストラン・宴会】 ・サステナブルフーズ(持続可能な食品)のご提供 温室効果ガス排出量の軽減により、環境負荷が少なく環境問題の改善にも効果的と言われる 動物性油脂を一切含まない「大豆ミート」。新たな食生活の選択肢の一つとして、 植物由来の代替肉「大豆ミート」を使用したメニューをご提案いたします。 1階 カフェ&ダイニング「アンバーコート」 大豆ミートハンバーグのロコモコ丼 ¥2,000(税・サ込) 植物性たん白から作った大豆ミートをハンバーグにし、玉葱のキャラメリゼ・赤ワイン・赤味噌で煮込んだ アンバーコートオリジナルのデミグラスソースで、彩り野菜とともに食べ応えのある一品に仕上げました。 大豆ミートのジューシーな味わいを、芳醇な香りのソースとご一緒にお愉しみください。 大豆ミートのパスタ・ボロネーゼ ¥2,000(税・サ込) 大豆ミート「SOY MINCE」を使用したミートソースで仕上げたヘルシーなボロネーゼ。 アーモンドの香りをアクセントに、濃厚なミートソースがパスタに絡み合い食欲がそそる一品です。 ・生分解性ストロー導入決定 ホテル直営レストラン・バーラウンジおよび宴会場ではプラスチックゴミを減らすために できることを検討し、従来のストローと変わらぬ機能性を備えながら、 自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される特性を持つ「生分解性ストロー」を 導入いたしました。 安心・安全の取り組み ▶新型コロナウイルス感染症拡大防止対策 ・「業種別ガイドライン」(内閣官房ホームページ) ・「安心・安全な京都観光を実現するための新型コロナウイルス感染症対策宣言ガイドライン」 (京都市観光協会ホームページ)、 ・「京都府感染拡大防止ガイドライン(標準的対策)」をガイドラインとして より一層厳しい「当ホテル衛生ガイドライン」を策定し、 感染拡大防止のためさまざまな取り組みを行っています。 また、オークラ ニッコー ホテルマネジメントの衛生基準に則り、健康管理を徹底し、 健康な従事者が食品を取り扱うことをガイドラインとして厳守しています。 ▶HACCPに沿った衛生管理の導入 2021年6月1日よりHACCPに沿った衛生管理システムを本格導入しています。 ▶定期的な防災訓練の実施 阪神淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)を踏まえ、自衛消防本部を設置し、 関係省庁と連携のもと防災・防火訓練(夜間訓練を含む)を定期的に行っています。 ▶館内のバリアフリー環境について ユニバーサルルーム・専用駐車場・スロープ・エレベーター・ユニバーサルトイレを設置しています。 館内では介助犬の受け入れを行っているほか、車椅子の貸し出しも行っています。 ▶ホテル館内禁煙エリア拡充 2020年4月の健康増進法の施行やお客様からの禁煙ルームのニーズの高まりを受け、 館内レストランでは全席禁煙、客室は6階~15階を全室禁煙のフロアとさせていただいております。 ▶京都市帰宅困難者に係る一時滞在施設に登録 ▶豊園学区総合防災訓練に参加 地域との共生 ▶芸術・文化支援 歴史ある「全日本学生音楽コンクール」(毎日新聞社主催)の「高校の部」各部門で第1位を受賞した学生達を京都に招待し、東山にある“仏さまのオーケストラ”として有名な即成院(そくじょういん)での「奉納演奏」や、京都の寺社仏閣を巡り日本の歴史を体験する「京都研修」に協賛・支援しています。 近い将来、学生達が世界を舞台に活躍する際、自身の国の伝統や文化を堂々と世界に発信できるよう、若い演奏家の活躍を期待して支援を行っております。 即成院のホームページはこちら ▶祇園祭のお手伝い ・ホテルの所在地である下京区高橋町が代々、祇園祭でお勤めされている高橋町斎竹奉賛会の御神事を 執り行う会場の提供ならびに御神事の全面協力。 ※高橋町斎竹神事とは…長刀鉾の稚児が注連縄切りを執り行うための注連縄と それを張るための竹「斎竹(いみたけ)」を建てる役を担っておられます。 ・保昌山の粽、護符製作などのお手伝い、山鉾巡行への参加 ▶清掃活動 2004年の創業時から現在に至るまで、ホテル周辺の清掃を毎日実施してまいりました。 その活動が京都市市民憲章を率先垂範したとして、京都市長より功績を称える表彰状を授与していただきました。 ・まち美化市民総行動に参加 ▶『安心救急ネット京都』加入 ~応急手当の普及を推進~ 「安心救急ネット京都」とは、AEDの設置及び応急手当の普及を図り、京都をご旅行中のお客様や 京都市民が安心して生活、滞在することができるまちづくりを推進するために設置された組織です。 ▶『AED(自動体外式除細動器)』設置のご案内 京都をご旅行中のお客様や京都市民が安心して当ホテルをご利用いただける環境を整えるため、 ホテル1Fフロント内にAED(自動体外式除細動器)を設置いたしております。 ◇AED(Automated External Defibrillator/ 自動体外式除細動器)とは心臓の突然の停止(心室細動)の際に 電気ショックを与え(電気的除細動)、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。 ▶こども110番の家 子供が「誘拐や暴力、ちかん」など何らかの被害に遭った、または遭いそうになったと 助けを求めてきたとき、その子供を保護するとともに警察、学校、家庭などへ連絡するなどして、 地域ぐるみで子供たちの安全を守っていく活動に参加しております。 ▶O(おやじの)K(子育て参加に理解ある)企業認定 父親の子育てを応援する職場づくりや子供に関わる地域活動への支援などに積極的に 取り組まれている企業として、OK企業として認定いただきました。 ▶「レジリエント・シティ京都防災功労特別表彰」を受賞 令和元年10月15日の京都市自治記念日に、地域の防災・滅災などに対する取り組みが評価され「レジリエント・シティ京都 防災功労特別表彰」をいただきました。 ▶令和元年度【京都環境賞 特別賞(企業活動賞)】を受賞 地域社員の一員としてリデュース(発生抑制)をはじめとした3R活動等を推進するため、 最新鋭の生ごみ処理機の導入や廃棄物の分別・計量・記録の徹底、食材の地産地消、 地域の清掃活動への積極的な参画などの取り組みが認められ受賞いたしました。 ▶「令和2年度 京都市輝く地域企業表彰」を受賞 この度ホテル日航プリンセス京都は、令和2年度 京都市輝く地域企業表彰にて、 「地域企業輝き賞」を受賞いたしました。 ▶「京都市環境3認定」を受賞 令和4年10月6日、京都市環境政策局主催の認定証授与式が開催され、 「2R優良事業所認定証」「2R特別優良事業所認定証」を授与されました。 「産廃処理・3R等優良事業場認定証」と合わせ、 京都市環境関連の3つの認定証をすべて受賞いたしました。 「3認定受賞」は2020年に続き3度目であり、 さらに数ある京都の宿泊施設の中でも 「3認定受賞」を達成したのは、ホテル日航プリンセス京都だけです。 ▶令和3年消防記念日表彰「京都市自主防火事業所市長表彰」を受賞 令和3年「消防記念日」において地域と事業所の防火・防災・自主防火管理などに対する 取り組みが評価され、 「自主防火事業所 市長表彰」をいただきました。 ▶「令和3年度(第4回)京都らしい宿泊施設表彰」を受賞 新型コロナウイルス感染症による深刻な影響の中においても京都観光行動基準(京都観光モラル)を踏まえ、 地域の多様な主体の一員として市民生活と調和し、地域団体等と連携した取組によって、 地域経済や地域コミュニティの活性化へ貢献している宿泊施設として、「令和3年度 京都らしい宿泊施設表彰」の 制度において「市民生活と調和し、地域に貢献する宿泊施設」として表彰いただきました。 ▶フードロス削減、食品ごみ削減の啓発 地元の豊園さくらまつりへ出店し、豆腐店や製油店の食品製造工程で出る廃材(おからやゴマ)を使った 「ホテル特製のクッキー」を子どもたちに無料配布してフードロス削減の呼びかけを実施。 ▶地産池消の推進 色彩豊かな京の地で風土と水に育まれ、生産者の手によって大切に育てられた京都の伝統食材。 館内レストランでは、地元京都の食材を活かしたお料理もご用意しております。 ▶地域住民との食育活動 地元豊園エコ推進委員会および洛央小学校とのコラボ企画「親子で食育ミニ教室」を開催し、 子供たちに食材の有効活用などの講演と調理実習を体験していただいた。 ▶地元エコ団体との協働 地元「豊園エコ推進委員会」との意見交換会や取り組みの相互視察の実施、 地域の防犯パトロール参加、自治連合会の防災活動参加など地域の活性化に寄与。 ▶「こどもチャレンジ受け入れ」の実施 京都市内の中学校、高等学校、専門学校、大学からインターシップを受け入れ、就労支援を行っています。 働きやすい職場づくり ▶育児・介護休業規定(産休・育休など)による支援 子育て、介護と仕事の両立を支援し、全スタッフが働きやすい環境を目指します。 ▶健康とES調査 全スタッフを対象とした健康診断と従業員満足度(ES)調査、 ストレスチェックを毎年1回実施し、スタッフの心とからだの健康維持に努めています。 ▶社内表彰制度の実施 オークラグループの行動規範「Origin8」に基づき、優れた活動を行ったスタッフへの表彰を選出し表彰しています。 また長年の勤務を称え、5年・10年・15年・20年の永年勤続表彰を毎年4月に行っております。 自身の仕事への誇りとやりがいに繋がることを目指します。 ▶社員対象禁煙デー設定 世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行い、 平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した 「たばこか健康かに関する活動計画」を開始いたしました。 当ホテルにおきましても、令和3年から毎月22日を「禁煙日」として定め、受動喫煙防止に努めております。